未知の課題に挑む人々の姿を通して、科学や研究の面白さに触れるシリーズ
小学校高学年以上から楽しめる「科学読みもの」シリーズです。著者は、最先端で活躍する科学者・研究者たち。そんな科学者・研究者が、子どもたちの興味・関心に沿って、自身で取り組んでいる最新の研究成果を具体的にわかりやすく語ります。
このシリーズは、2001年に川島隆太教授の『自分の脳を自分で育てる』を刊行したのが始まりです。その後、「宇宙」「遺伝子」「ロボット」「生命科学」「自然科学」など、様ざまな分野・テーマにわたる書籍が加わっていきました。
子どもたちだけでなく、大人の方も入門書として学べるシリーズです。
それぞれの問いと研究
このシリーズを読むと、未知の世界を解明しようというワクワクするような研究や取り組みに触れることができます。
例えば…
●海底下(かいていか)のどこまで生き物がいるのか?
生きられる限界を見つける研究。(『生物がすむ果てはどこだ?』諸野祐樹・JAMSTEC高知コア研究所主任研究員/著)
●コンパスが南をさすって、どういうこと?
地球のN極とS極が引っくり返るなぞに取り組む研究。(『コンパスが南をさすとき』陰山聡・神戸大学大学院教授/著)
●風船を使ってどこまで宇宙開発ができるのか?
風船を使った宇宙撮影と宇宙旅行をめざした研究と開発。(『風船で宇宙を見たい!』岩谷圭介・株式会社岩谷技研代表取締役/著)
●身近な野生動物と人間がともに生きる方法は?
絶滅の恐れがあるカヤネズミの調査や保護活動。(『すぐそこに、カヤネズミ』畠佐代子・全国カヤネズミ・ネットワーク代表/著)
研究者が語る自身の夢や道のり
このシリーズでは、著者ご自身がどのようにして夢のきっかけつかみ、夢をもちつづけて科学者・研究者になったのかについても語られています。
著者から読者に投げかける、次代の科学研究を託すメッセージ
「あとがき」には、著者から読者に向けて思いのこもったメッセージがつづられています。そんな著者たちのことばの中から一部を紹介します。
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