楽しい「玩具」であり、学びにつながる「教具」
「くもんのジグソーパズル」は子どもたちが夢中になって遊ぶ玩具です。しかし、楽しいだけの玩具ではありません。その遊びの中には、「手先の器用さ」、「集中力」、「作業力」といった学習要素が含まれています。実は「くもんのジグソーパズル」は、遊びながら学習につながる素地を養う「教具」でもあるのです。
学習に必要な「集中力」が遊びながら身につく
ジグソーパズルで遊ぶ子どもは、ときに大人が驚くほど長い時間、遊びつづけます。このときに養われているのが、ひとつのことをやりつづける「集中力」です。「集中力」は、机に向かって学習するために必要な力です。
また、「教具」である「くもんのジグソーパズル」には、「完成時間の目安」があり、時間を計りながら取り組むことを大切にしています。「完成時間」をクリアして、さらにピース数の多い次のジグソーパズルへとステップアップしていくにつれ、集中できる時間も長くなっていきます。
たとえば、234ピースを目安となる完成時間内で取り組めるようになるということは、約60分もの間、ある課題に集中して取り組む力が養われていることになります。
「くもんのジグソーパズル」の構成と遊び方
「くもんのジグソーパズル」は22段階のピース数を設定していますが、より効率的に力がつくように、8つのステップに分けてセットしています。最初は少しやさしいと感じるくらいのものから始めて、順番にステップアップしていくことをおすすめします。
「できた!」の喜びが学習意欲につながる
「くもんのジグソーパズル」は1ピースから234ピースまで22段階ものラインアップがそろっています。細かいステップが設定されているため、幼児でも、今の自分に合った「ちょうど」のレベルのパズルからスタートし、そこからピース数の多いパズルへとステップアップしていくことができます。
ジグソーパズルを完成させたときの達成感によって、「次の新しいステップに取り組んでみたい!」という気持ちや姿勢が生まれます。こうしてステップアップをくり返していくことが、学習意欲につながっていくのです。
子どもの成長を考えた設計・工夫
ひとつの商品には、異なるピース数のパズルが入っています。たとえば、ステップ1には、2ピース、3ピース、4ピース、6ピースのパズルが各2枚セットされています。
ピースは、お互いがかみ合ってずれにくい「インターロック式」と呼ばれる形状を採用しています。はめたピースがずれにくいので、パズルの枠がなくても、絵柄の合うピース同士を直感的に組み合わせてつくっていくことができます。
また、ステップがあがるにつれ、ピースは大きく、厚い形状から、小さく、薄いものへと変わっていきます。ステップアップしながら、手先の器用さを養うことも考えた設計になっています。
「2ピースのパズル? コレ、売れるの?」
「くもんのジグソーパズル」の歴史は、1984年から始まります。40年近い歴史をもつジグソーパズルですが、発売当初は、すでに流通されていた一般的なジグソーパズルに比べ高めの価格と、たった2ピースのパズルという斬新さもあり、市場に受け入れられるには時間がかかりました。
あきらめずにおすすめしてきた原動力は、何千回と出会った子どもたちの「できた!」でした。今では多くの玩具店で、「くもんのジグソーパズル」のコーナーがあります。
もちろんジグソーパズルで遊ぶ子どもたちは学習だとは思っていません。遊びの要素と学びの要素を兼ねそなえているのが、「くもんのジグソーパズル」なのです。楽しく遊んで、「できた!」の喜びを味わっていただくことを願っています。
2023年9月~10月にかけて、新しい絵柄にリニューアルしました!
全絵柄をこちらの記事でご覧いただけます。
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