くもん出版では、お客さまがジグソーパズルのピースをなくされた場合には、補充のご対応として不足のピースをお送りしています。
今回は、商品開発のストーリーではありませんが、お客さま対応メンバーが心を動かされた、とっておきのエピソードをご紹介します!(お客様の許可を得て掲載しています)
最初に「ステップ1 だいすき どうぶつ」のピースを紛失されたというお問い合わせをいただいた際に、こんなことが書き添えてありました。
3歳になった娘は、貴社のジグソーパズルが大好きで、低月齢向けのパズルでも毎日のように遊んでいます。ですが、やはり揃わないのが残念な様子です。
先日「サンタさんには何をお願いするの?」と聞いたところ、「パズル!」と答えました。私はてっきり新しいパズルが欲しいのかと思いましたが、よくよく話を聞くと、「ぞうさんのパズルのないところ!」と答えました。
調べているうちにこちらの問い合わせフォームを拝見し、このたび問い合わせをさせていただいた次第です。
それほど大好きなジグソーパズルだということが、伝われば良いなと思い、お伝えをさせていただきました。
これからも子どもたちが楽しんで学べる教材の発売を楽しみにしております。
3歳の女の子が、サンタさんになくなったピースをお願いするというエピソードは、対応したメンバーにとって、ちょっと意外で深く心に残るものでした。
メールの返信でその感想をお伝えし、何度かやりとりする中で、お客さまからこんなことも教えていただきました。
娘は、3歳でようやくサンタクロースの存在を認識しました。
その初めてのお願いが、ぞうのパズルの欠けたピースだった上に、その他のものはいらないと言いました。
これからも、物を大切にする人に育って欲しいなと思っています。
ほしいのは欠けたピースで、その他のものはいらないとまで…。
そのお子さまにとって何が大事なことなのかは、本人が決めることであり、お母さまが、そんなお子さまの気持ちを大切にされている姿勢が素晴らしいと思いました。
その後、発送が完了したことをご報告すると、お客さまからの返信は、こんな言葉で締めくくられていました。
いただいたピースは、クリスマス当日に枕元に置かせていただきます。
今から娘の反応が楽しみです。
私どもにとっても、おもちゃを世に出して終わりではなく、こうした ”子ども” と ”おもちゃ” にまつわる、ひとつひとつの物語が続いていることに思いを馳せることができた経験でした。
くもん出版では、ジグソーパズルに限らず、紛失・破損された部品の補充対応を行っています。昔から、ジグソーパズルのピースは、枚数や回数が多くなければ、なるべく無償でお分けしています。
そして、全部のピースがそろった状態で「完成の喜びを味わってもらいたい」、おもちゃを「のびのびと遊び倒してもらいたい」と願っています。
有償になるもの、廃盤のためご対応できないものもありますが、まずはお気軽にご相談ください。
部品のご対応についてはこちらをご覧ください。