「かず」に触れる体験を増やしましょう
「算数が得意になってほしい、小さいうちから何かできることはないかな?」と思うことはないでしょうか?
くもんは、小さいうちから「かず」に触れる体験を増やしていくことをおすすめしています。「かず」に慣れていくことで、ぱっと感覚的に「かず」が分かるようになっていくからです。
遊びながら「かず」に触れるおもちゃ、絵本、お部屋の壁やお風呂に貼るポスターなど、いろいろなものがありますが、まずは、楽しく取り組めることが大切です。それには、「これならうちの子が喜びそう」と思えるもの、親自身も「いっしょにやってみたい」と思えるものを選ぶのがコツ。なぜなら、大人の楽しい気持ちは子どもにも伝わるからです。
計算への土台づくり
くもん出版の「かずカード」や「磁石すうじ盤30」は、一見シンプルですが、子どもと楽しく遊べるツールになります。
「かずカード」は、表面が数字、裏面がドットです。カードを使っていくと、「1=●」「2=●●」… という数字と量の関係にも自然となじんでいきます。カードのよさは、使うカードの種類や枚数を自由に組み合わせられるところです。お子さまの様子をみながら、「今日は、どのカードを何枚使おうかな?」などと考えることができます。
「磁石すうじ盤30」は、数字が印刷された盤の上に、同じ数字の駒を置いていく教具です。「1の次が2」、「2の次が3」と、次の数を順番に置いていくことは「数の並びの理解」の最初であり、「たす1」の理解につながります。「磁石すうじ盤30」で遊んでいると、例えば「17」、「25」、「9」など、ランダムな数字の駒をパッと置けるようになってきます。これはその数字が集合の中で、どこに位置するかという並びが分かってきているということです。遊び続けていくと、子どもの頭の中に、数の集まり、並びが自然に入っていきます。
こうした学習に楽しく取り組むことで、たしざんやひきざんといった計算の土台となる力が身についていきます。
かずに触れる機会を増やすために…
「くろくまくん」のキャラクターのボールをバスに乗せたり、おろしたりする楽しい遊びの中で、10までの「かず」が自然と耳に入ります。
小さくておでかけにも持っていける赤ちゃん絵本。
ストーリーの中でかずを楽しめる絵本です。「くろくまくんのかぞえてバス」と合わせて読み聞かせると、かずにいっそう興味が湧くかもしれません。
お部屋の目につくところに貼っておくと日常生活の中で自然とかずに触れることができます。
お風呂は子どもと向き合えるひととき。いくつかぞえたらお風呂をあがろうなど、数を唱える「数唱」を楽しく習慣化できます。