女性恐竜ハンターの物語が絵本に!
白亜紀に生きた恐竜「ウェンディケラトプス」の化石を世界で初めて発掘し、その名の由来となったカナダの女性恐竜ハンター、ウェンディ・スロボーダさん。
彼女の半生を描いた伝記絵本『化石のよぶ声がきこえる 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ』が第69回青少年読書感想文全国コンクール「小学校中学年の部」の課題図書に選ばれました!
少女時代からウェンディケラトプスを発見するまでの活躍を描く
自然の中を探検するのが大好きな少女、ウェンディ。「ほかの人が気づかないものに気がつく」という特技を持っていたウェンディは、ある日遠足に出かけた先で小さなさんごの化石を見つけます。
化石探しに夢中になり、世界中を飛び回るようになったウェンディは、いつしか「化石のよぶ声がきこえる人」とよばれるように。
そして恐竜の進化のなぞを解き明かす、重要な化石を次々と発見していきます。
ウェンディ・スロボーダってどんな人?
世界で最も優れた恐竜ハンターの1人として知られ、現在も活躍しています。2010年に発見された恐竜「ウェンディケラトプス」の第一発掘者であり、その名の由来となったことで、世界的に知られています。彼女の発見によって、ハドロサウルス科や角竜類、翼竜類の進化について理解が進みました。
これまでに見つけた化石は3000個以上! カナダのアルバータ州でもっとも重要と言われる化石の標本は、彼女が見つけたものです。
現役古生物学者によるスペシャル対談を収録!
巻末には、フタバスズキリュウ研究で知られる佐藤たまき先生(神奈川大学教授)と、本書の翻訳・監修をご担当いただいた国立科学博物館の木村由莉先生による対談を収録しています。日本を代表する古生物学者であるお二人に、「好き!」仕事にするってどういうこと?」というテーマでお話を伺いました。
読者からもうれしい声をたくさんいただいています!(弊社アンケートより)
・石やかけらや葉っぱやらを拾うのが好きな娘に読ませてみたら自分で読み始め、読み終わると「私も化石を見つけてみたい!」と言っていました。(5歳の保護者)
・老若男女を問わず、誰でも楽しめる素晴らしい絵本ですね。特に、絵本の後半には、恐竜ハンターについて書かれており、古生物学者スペシャル対談では、「好き!」を仕事にするということについての内容がとても共感できました。いつか、カナダに行ってロイヤル・オリエンタル博物館でウェンディケラトプスの化石を見に行きたいな。(9歳の保護者)
【書誌情報】
■化石のよぶ声がきこえる 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ
■作:へレイン・ベッカー、絵:サンドラ・デュメイ、訳・監修:木村由莉
■対象:小学校低学年以上
■判型・ページ数:B4変型判・40ページ
■ISBN:978-4-7743-3389-2
■発売年月:2022年11月