くもん出版の製品においては、開発段階から始まる安全性の確認、販売後の品質管理や改良への取り組み、アフターサポートまで、お客さまを第一に考えた対応を⾏っています。
製品について
「もっといいものはいつもある」という公⽂式創始者・公文公の精神は、くもん出版の玩具や書籍のモノづくりにも引き継がれています。
開発段階では、モニタリングをくり返し、ユーザーからのフィードバックを受けながら、細かいところまで配慮してつくり上げていきます。玩具、絵本・児童書、学習参考書…あらゆる商品づくりのベースにあるのは、「すべての⼈の成⻑に役⽴つものを」というこだわりです。玩具については、お客さま対応担当が、開発部⾨とは別にモニタリングや識者ヒアリングも含めた「玩具発売前リスクアセスメント」も⾏っています。
くもん出版の製品は、設計段階からさまざまなチェック項目に従い、安全性・遵法性の確認を行っています。
知育玩具の安全性について
一般社団法人⽇本玩具協会が定める玩具の安全基準である「ST基準」(セーフティ・トイ基準)や、欧⽶などの安全基準も参考に、素材の選定、安全、強度、耐久性などの品質向上に配慮し製作しています。また、製品によっては⾃主基準も設けています。
商品および取扱説明書やパッケージにはST基準に準拠した注意表⽰と、お⼦さまにもわかりやすいピクトグラム(絵⽂字)を表⽰しています。
素材について
安全基準をクリアした素材を使⽤し、厳格な検査体制のもと製造しております。
塗料について
安全基準(⾷品衛⽣法など)に適合したものを使⽤し、厳格な検査体制のもと製造しております。有害な物質は使⽤していませんが、⼩さなお⼦さまが、⼝に入れたり、なめたりしないようにご注意ください。
品質管理について
品質安全管理会議は、開発部⾨、製作部⾨、お客さま対応担当など関連部⾨の責任者・担当者が集まって、お申し出やお問い合わせ内容について共有し、よりよい品質管理を⽬指して話し合います。不具合により製品を引き取らせていただいた場合は、現物を確認しながら具体的な問題点や対策などを検討します。この会議での話し合いが、問題集の説明の⾒直しから、玩具の⾦型変更まで、⼤⼩さまざまな品質改善につながっています。
物流について
商品の発送、保管を担っているのがくもん出版・千葉DCです。書籍の取次会社、玩具問屋、通販、アフターサポート関連など、各ルートへの迅速かつ丁寧な出荷を⼼がけています。出荷時には、最終的にお客さまに届くものであることを意識して作業にあたっています。特に不具合品の交換の際には、慣れたスタッフが慎重に検品の上、発送しています。
お客さまから、お礼や感謝のメッセージやお⼿紙が届くこともあり、スタッフの⼤きな励みになっています。
担当者より
「通販の出荷では、受け取るお客さまの顔を思い浮かべて、ピッキングから梱包まで丁寧に行っています。不具合品の交換では、お客さまにご迷惑をおかけした分、届いた品に満足していただけることを意識して検品を行っています。丁寧な仕事をして、皆さまに笑顔をお届けすることが現場の励みになっています」
お客さま対応について
お客さま対応担当メンバーは、お客さまからのお問い合わせやお申し出の対応、部品をなくされたお客さまへの補充対応、毎⽇届く商品アンケートの管理など、お客さまに関わるあらゆることに向き合っています。
お客さま対応には、これで決まりというマニュアルはありません。そのため、お申し出の背景を理解し、お客さまのお気持ちを考えて問題解決にあたることに努めています。
また、お客さまのリアルな声や、対応を通して得た気づきを、商品やサービスの開発・改善につながるように社内に伝えていくことも役割のひとつです。